2022年1月の休診日:1月6日、9日、13日、16日、20日、23日、27日、30日
※2022年1月1日〜2022年1月3日は年始で休診です。1月4日から通常の受付時間で診療します。

症例ブログ《からだ研究所》

オスグット・シュラッター病

スポーツに取り組んでいる若者は必見!「オスグット・シュラッター病」

「オスグット・シュラッタ―病」について

「足が痛くて練習ができなくてイヤだーーーっ!」「明日は大切な試合なのに…」こんな悲痛な叫びが聞こえてきそうな、練習に参加できないバスケットボール選手、大事なセレクションを控えているサッカー選手、成長痛が終わるまで我慢できないテニス選手…。これら命をかけて(?)スポーツにとりくんでいる小学生・中学生・高校生に、必読の情報をお伝えします。

「オスグット・シュラッタ―病」とは、足の骨が隆起したり、はがれたりして、炎症が起きて膝が痛くなる病気です。ちょっと変な名称ですが、これはオスグット・シュラッタ―という人が発見し、論文を発表したのでこう命名されました。

この病気はハードな練習や、下肢の柔軟性不足、筋力不足、間違ったフォームでの運動などにより、大腿四頭筋(だいたいしとうきん、太ももの筋肉)が緊張したり、縮んだりして、膝下の靭帯がひっぱられることが原因です。

症状には個人差がありますが、歩いているだけで痛みを訴える人もいれば、激しくジャンプをしたときだけ痛む人もいます。

ハードなサッカーの練習で足に痛みが… 13歳の男子中学生の場合

サッカーをしていて膝が痛くなったという13歳の男の子の症例です。中学校で部活に入ってから、練習で今までにないくらい毎日のように走り回り、じょじょに膝が痛くなってきたそうです。時間がたてば治るだろうと思っていたのですが、どうにも我慢ができなくなってきて、来院されたとのこと。

詳しく話しを聞くと、練習前のウォーミングアップ、練習後のクールダウンはしていなかったそうです。身体が硬いからストレッチはやっても無駄だと思っていたようですが、そんなことはありません。ストレッチは訓練しだいです! やり続ければ誰でも柔らかい筋肉に変化します。

足を触診してみると、太ももがパンパンになっていました。まるでボンレスハムのようです。「すごいでしょ、僕の筋肉、硬いんだー」と自慢げに話すので、「筋肉が硬すぎるから痛むんだよ」と教えると、「ええーっ! いけないの?」としょげていました。

足の痛みを根本から解決

まずはこの自慢していた筋肉の緊張を緩めるために、電気治療と指圧からスタートです。あわせて、骨の傾きを治す整復(せいふく)治療もおこないました。これらが痛みの根本的な問題を解決し、早い回復に導くポイントになります。ちなみに部活はもちろん、痛みが軽くなるまでお休みです。

次の日に来院されると、重だるさとつっぱる感じが残っているとのこと。これはまだ筋肉が緊張している証拠なので、さらに筋肉を緩める指圧治療を施していきます。また、1回では骨の傾きが完全には真っすぐにならないので、3回目の治療でふたたび整復をしました。

家ではストレッチをするように指導をしました。効果的なのはお風呂のなかで正座をして大腿四頭筋のストレッチ! 皆さんも簡単なのでやってみてください。

4日目にはパンパンだった太ももも柔らかくなり、痛みなく膝も動かせるようになってきたので、早くも練習に復帰しました。こうして10日目には完全復帰となり、試合にも出場して活躍するほどになりました。

真面目な人こそ注意したい「オスグット・シュラッタ―病」

人によっては大人でも、オスグット・シュラッタ―病になることがあります。例えば、ひさしぶりにランニングをはじめて、足が痛くなっても気合いで頑張る人。意地になってスクワットをやってしまった人。歩いていると、前の人を抜かさないと気がすまない人。こういった方々は要注意です!

オスグット・シュラッタ―病は基本的に、大人や子供にかかわらず「真面目な人」がなります。適当にサボろうとする「いいかげんな人」はならないのです。どうです? 命がけ(!)でスポーツに取り組んでいる小学生・中学生・高校生には必読の情報でしょう!

ケガすることなく健やかに汗を流すために、どんなスポーツをするときも、ウォーミングアップ、クールダウンは忘れずに!

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