2024年11月の休診日:11月3日(日)・10日(日)・17日(日)・24日(日)が定期休診日となります。

症例ブログ《からだ研究所》

首、腰のヘルニアについて

首と腰の痛み、ヘルニアについて

首のヘルニアと腰のヘルニア

ヘルニアには「首のヘルニア」と「腰のヘルニア」があります。首の場合は手のしびれ・首の痛み・手の筋力低下などの症状となってあらわれます。

また、腰の場合は下肢のしびれ・腰の痛み・下半身の筋力低下などが主な症状となります。首のヘルニアは30代〜40代に多く、腰のヘルニアは20代男性に発生しやすいとの統計が出ています。

ヘルニアの主な原因は、長期にわたって背骨に圧迫が加わり、椎骨(ついこつ、背骨を形成している骨)ひとつひとつの間の椎間板(ついかんばん)の中にあるゼリー状の物質が飛び出して神経を刺激することで引き起こされます。また、まれに椎骨が変形して椎間板を圧迫しているというケースもあります。

首のヘルニアは頚椎4〜6番目のあたりに多く、腰のヘルニアは腰椎4〜5番目のあたりに多く発生します。

接骨院でのヘルニア治療

接骨院でおこなわれるヘルニアの治療は、まず背骨を整復(せいふく)し、椎骨への負担を軽減します。そして電療機器で筋肉や神経に通電することで、症状を改善します。

ちなみに整形外科では安静・ステロイド薬によるブロック注射・圧迫部位の椎間板切除オペ・投薬による症状緩和など、接骨院とは異なる治療法をおこなっています。

どちらが最適かは一概にいえませんが、整骨院での治療では2週間〜6週間ほどで症状が改善します。

「ヘルニアかな?」と思ったら早期治療、早期改善を

ヘルニアは軽いものだと放っておいても自然治癒力で治る場合がありますが、多くの場合は完治に3〜4年ほどかかります。重症になると日常生活にも支障をきたしますので、早期の治療をおすすめいたします。

ところで僕も実は、一昨日ベッドから降りるときに寝ぼけてつまづき、思いっきり捻挫をしてしまいました。そのときまた、ヘルニアだと思っていたところが、ヘルニアと似たような症状のほかの傷病だということもあります。例えば「座骨神経痛(ざこつしんけいつう)」や、「梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)」などはヘルニアとよく似た足のしびれがあります。ほかにも筋肉の異常な緊張が神経に作用してヘルニアと似たような症状を引き起こしているケースも少なくありません。

「ヘルニアかな?」と思ったら、ぜひ一度専門医の受診を受けてみてください。

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