2024年4月の休診日:4月7日(日)・14日(日)・21日(日)・28日(日)が定期休診日となります。

症例ブログ《からだ研究所》

指の痛み ヘバーデン結節

指の痛み・変形「へバーデン結節」

「あなたの指の変形は治らない」と言われたけど… 40代女性Sさんの場合

「あなたの指の変形は治らない」と診断され、落ち込んでいた40代女性Sさんの症例です。

指が変形して痛くなったSさん。「指先をよく使っているからかな? 病院に行って原因をとりのぞいてもらえば、きれいに元どおりになるわよね」と整形外科を受診したところ、待合室で1時間半あまりも待たされたあげく、たった3分の診察で「あ、ヘバーデン結節(けっせつ)ですね。これは治りませんよ」と言われて帰ってきたそうです。それ以来、ムカついた気持ちを忘れるかのように放置していましたが、あまりの指先の痛さにたえられなくなり、当院に来院されました。

初見時に「まだ痛みがあるので、改善する見込みがありますよ」と伝えると、喜びながらもやや不審顏。私が彼女にした説明とはこうです。「今は指の関節のなかのゼリー状の組織がでっぱりを形成して炎症が起きている状態です。このゼリー状のものが硬くなって完全に骨になると、痛みがなくなり、まがったまま、もう治せなくなるのです。施術の内容としては、このゼリー状の組織をグリグリと…ちょっと痛いのですが、こう押しつぶすように分散させます。するとあなたの指はまた細く戻りますよ」

私の説明を聞いてもまだSさんは怪訝そうにしています。ここは論より証拠、とにかく施術を開始することにしました。相当に痛がってましたが、おわってみると「あっ! さっきよりまっすぐになった!」と満面の笑み。さっきまでの怪訝な瞳が今はキラキラと輝いているではないですか。

これは自分でもやれるので、日常生活でも同じようにグリグリするよう指導してあげました。

今度は別の指が変形しだした!?

4ヶ月後、じょじょに痛みが減り、見た目も改善しましたが、今度はなんと別の指が変形しだしました。しかし今回は症状も変形も気にならない程度でしたので、Sさんは安心しています。

このように一本治ってもまた別のところがなっていくので、事前に指先をグリグリしておくのは予防にもつながります。

指先が変形したりするのはやっぱり女性として気になりますよね。なので、諦めずにぜひご相談ください。

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