2024年2月の休診日:2月4日(日)・11日(日)・18日(日)・25日(日)が定期休診日となります。

症例ブログ《からだ研究所》

股関節の違和感や痛み、股関節が抜ける

股関節が「外れる」「抜ける」「力が入らない」という感覚と痛みの原因

股関節が抜ける

股関節を動かす筋肉のひとつに腸腰筋(ちょうようきん)があります。腸腰筋の一種である大腰筋(だいようきん)は、背骨と大腿骨(だいたいこつ、太ももの骨)をつないでいます。また、別の腸腰筋の一種である腸骨筋(ちょうこつきん)は、骨盤と大腿骨をつないでいます。

ここで大腰筋と腸骨筋の2つだけをご紹介する理由は、もうおわかりですね。そうです、これらは足腰の動きにとても大切な役割を果たしている筋肉なのです。このどちらかの筋肉が異常に緊張するだけで、なんと股関節が「外れる」「抜ける」「力が入らない」などの感覚が生じてしまいます。

テニスをしていて股関節に抜ける感じが… 50代男性の場合

これは50代男性の症例です。テニスをしていて、三週間前からプレイをはじめて1時間くらいすると、左股関節が抜ける感じをおぼえるようになってきたそうです。それ以来ちょっと加減をしつつ、だましだましテニスを続けてきたところ、「今日プレイ中に、右の股関節にも抜ける感覚が出てきて、おまけに痛みまで…。不安になって来院しました」とのこと。

触診をしてみると、腸腰筋の両サイドあたりに強い緊張があります。また骨盤にもゆがみが生じており、左右の高さが違っていました。この筋緊張と骨盤のかたむきが股関節の違和感の原因です。

この患者様の治療には、まず腸腰筋の過緊張を緩めることが最優先になります。そこで『矯正(きょうせい)治療』もしくは『指圧治療をメインに、電圧治療を組み合わせる方法』を提案しました。患者様は「一日も早く治したい」とのことで、矯正治療を選ばれました。

初回の施術がおわると、早くも「股関節の違和感が消えて、足が軽くあがるようになった」と喜ばれていました。その後は毎日通院され、2週間後にはテニス中に股関節が痛むことはなくなり、抜ける感じをおぼえる頻度も減ってきました。そして10週間後には、左股関節の抜ける感じはすっかりなくなったとのことです。

痛みのない股関節のためにも、クールダウンは忘れずに

スポーツクラブやウォーキングなど、近年は運動を楽しまれる人が増えてきました。大変よいことですが、ここで大切なことがあります。運動を終えた後のクールダウンは、運動をはじめる前のウォームアップ以上に、時間をかけてじっくりとおこなってください。

男性の方はゴルフから帰るとクラブを磨いたりしますよね。女性の方は料理の後、包丁を洗いますよね。子供さんにはゲームをやり終えたらゲーム機をちゃんと片付けるように言いますよね。あなたの身体も同じことです。

使ったあとにお手入れをしておくことで、筋肉のなかに溜まってしまった乳酸を除去することができるのです。ぜひ運動のあとは、時間をつくってしっかりクールダウンをしましょう。