2024年11月の休診日:11月3日(日)・10日(日)・17日(日)・24日(日)が定期休診日となります。

症例ブログ《からだ研究所》

頭痛

頭痛を根本から改善!

その痛み、「筋緊張性頭痛」かも?

仕事や授業の最中になんだか頭が重くなったり、こめかみが締め付けられるように痛くなったりしたこと、ありませんか? もしかしたらその症状は「筋緊張性頭痛(きんきんちょうせいずつう)」かもしれません。

筋緊張性頭痛は筋肉の緊張によってひきおこされます。これは脳が頭痛という形であなたにサインを送っているのです!

頭痛は身体からのサイン

頭痛には単なる痛いだけのものもありますが、命にかかわる重症疾患の前兆の可能性もあります。なんだか痛い、調子が良くない、これらの身体からのサインを決して見逃さないことが大切です。

当院の患者様からお話しをうかがうと、頭痛が治まらないので病院で検査をしたけれども脳には異常がないといわれた。それでもあまりに痛くて心配になり、当院に来院された、という方がとても多くいらっしゃいます。

今回はそんな症例のひとつをご紹介いたします。

頭痛を根本から改善! 三十代Kさんの場合

Kさんは二十代前半から原因不明の頭痛に悩まされていました。これまでさまざまな脳神経外科にかかりましたが脳に異常は発見されず、どうしたらよいのかわからず途方に暮れていました。会社の同僚に「整骨院か接骨院に行ってみたら?」と提案され、最初は「接骨院で頭痛が改善するの?」と疑問でしたが、少しでもこの痛みが改善すればとインターネットで「頭痛 接骨院」と検索し、ちょうど会社から近い当院に来院されました。

お話しをうかがうと「疲れてくると頭の後ろがビンビン痛んだり、頭が締め付けられるように痛む。目の奥が重くなるからクモ膜下出血の前兆かもしれない」と心配そうです。また「仕事はデスクワークなのですが、仕事中も頭痛がするので、雑誌で読んだ肩こり解消ストレッチを試してみたけれども改善はみられず、やはり痛くてしょうがない」とお困りの様子でした。

さっそく患部の状態を診てみると、デスクワークの影響か激しい猫背になっていました。首が前方に出ているだけでなく、胸椎(きょうつい)7番から腰椎(ようつい)3番までが「逆くの字」に丸まり、そのため肩から背中にかけての筋肉がパンパンに張り詰め、「異常筋緊張(いじょうきんきんちょう)」を起こしていました。

「大丈夫です。首と背中の施術をすればひとまず痛みは取れるでしょう。しかしKさんの痛みの根本原因は“骨盤”にありますから、ここを改善しないと一時的に痛みが引いても、このままではまた同じ症状を繰り返すことになりますよ」とKさんに伝えました。そして鏡の前に立ってもらい、体表図と比較しながら「理想的な姿勢」について説明しました。原因と改善の見通しがつくとKさんは「早く頭痛をとりたい! 根本から改善したい! 姿勢も良くしたい! 痩せたい! 洋服が買いたい!」といつのまにか希望が増えていきました。

姿勢のゆがみを治して頭痛を改善

Kさんの痛みとゆがみのないからづくりに選んだ施術は「ダメージケアコース」です。まずは骨盤矯正からはじめ、骨盤・背骨・頚椎の骨を正しい位置に動かします。すると「あれ? 頭が軽い!」とさっそく驚かれていましたが、これはまだ序の口です。続く血液とリンパ液の循環が良くなる特別な手技マッサージをおこなうと、さらに身体が楽になったと感激していました。この1度の施術で「半分くらいの痛みまで軽くなった! スゴい!」と3日後に来院されたときにもたいそうな驚きようで、思わずお互い握手をして喜びを分かち合ったのを覚えています。

その後、2週間4回の施術で頭痛はすっかり改善しました。続いて骨盤の改善に1週間に1回の施術をおこない、合計8回の通院でついに「S字カーブ」の理想的な背骨が完成しました。

これまでの生活習慣の癖もあるので念のため4週間後に検診をさせてもらいましたが、しっかり背骨のS字カーブはキープされていて、周囲の人にも「姿勢がよくなったね」といわれるそうです。これも正しい姿勢を維持するためのアドバイスをしっかり守られていた成果です。「もう大丈夫です! これでもう二度と頭痛に悩まされることはありませんよ」と太鼓判を押させていただきました。

現在もKさんは「美姿勢」をキープしたいと、4週に1回のペースで施術を受けにいらしてます。

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